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お見合いでのNG質問、さて、何て返す?

結婚相談所でのお見合いでは、俗に「NG質問」と言われる、「それを初対面で聞いちゃダメでしょ・・・」的な話題があります。因みにこれ、IBJ系列の結婚相談所に入っている方は、アプリの「NG質問集」という部分で見ることができます。

ところが、そんなお役立ち情報を活用していないのか、仲人さんから何も言われていないのか、はたまた注意されていても「そんなの関係ねー」とゴーイングマイウェイな人なのか・・・このNG質問を堂々としてしまう男女は後を絶ちません。

そして実はこのNG質問、ハイスペ男性でしてしまう人が、ものすごく多いのです・・・泣。
それでなくても絶滅危惧種?人口のわずか数パーセントの貴重なハイスペ男性、の中から更に、適齢期であざとい女子に捕獲されず、アラサーからアラフォーで独身で、尚且つ、結婚願望があって、尚且つ、多くの婚活女子が血で血を洗う戦いを繰り広げる中、やっとお見合いに漕ぎつけたお相手。

その相手を「NG質問したから、はい、終了!」とバッサリ切ってしまうのは、ちょっともったいない。いや、バッサリ切っても良いのですよ。あなたにとって、一番大事なポイントが「NG質問しない人」というのなら。

でも、違うでしょ?

「NG質問をした人」=「性格が悪い人」みたいに思う人も多いけど、それはちょっと違うのでは?というのが私の考え方です。

「NG質問をする人」
=「①NG質問集をチェックしていない人」
=「②NGと言われても、自分の聞きたいことを聞いてしまう正直過ぎる人」
=「③NGと言われても、何を話して良いかわからず、ついつい聞いてしまう人」

だと思うのよ。そう考えると、まあ、「絶対に許せない!」という程のことでもないのかも?って思えて来たりしませんか?「思えない!」という方は、無理に思う必要はありません。NG質問をしない人を選びましょう。「確かに、一理あるかも。そう思えなくもないかも。」という方は、NG質問くらいに怯む必要はありません。

以下、お見合いでどう答えるのが良いのか、私がお見合いでどう答えていたのかについて、少しだけお話したいと思います。

但し、答え方の正解は、個々人の性格・タイプ・特性等々によって違います。みんながみんな、同じ様に答えれば正解、ではありませんので、そこはお間違えなく。


他にお見合いしている人はいますか?

「いないです。」はい、以上。終了。これだけ。

「でも、他にもいますけど?」と思ったそこのあなた。はい、就活を思い出しましょう。

「御社が第一志望です!」はい、これ、30回位は言いましたよね?こういう時にね、「第一志望じゃないのに、嘘をつけって言うんですか?」という学生と、「第一志望じゃないけど、もしその企業に就職することになったら、その時は第一志望の会社に入ったつもりで頑張ります。だから、第一志望って答えます。」という学生、どっちを採用したいですか?ってお話ね。

「他にお見合いしている人はいるんですか?」の真意は、「自分と真摯に向き合ってくれるんですか?」「他の人と比べたりしないで、一対一の相手として、敬意を払って向き合ってくれますか?」だと思うのです。

それなら「(お相手と真摯に誠実に向き合うことを前提に)他にお見合いしている人はいないです」と答えたっていいじゃない?というのが、当時の私の考え方でした。

注:今は、必ずしもこの答え方がベストだとは思っていないので、会員様で「どう答えたら・・・」と悩んでいる方は個別に質問して下さいね。お相手や状況によってベストな答え方は変わりますので。

「いないです。」と答えても、更に突っ込んで来る人もいると思います。
「本当ですか?」「みんなにそんな風に答えてるんじゃないですか?」「またまた~」「え~、何で他にお見合いしないんですか?」等々。

そんな時は、こんな風に答えていました。

「同時に色んな人に合うのが苦手なので、1人ずつ会いたいなって思っちゃって。仲人さんには、それじゃダメですよ、って叱られてるんですけど。うふふ。」

後になって文字にしてみると、蕁麻疹が出そうですね。ゴメンナサイ。


今まで付き合ったの何人ですか?

はい、この質問、結構よく聞かれますよね?笑
この質問をされた時は、

「〇〇さんは、どうですか?」と質問返しで答えていました。

そして、相手が人数を答えてくれたら、「私もそれくらいかな・・・〇〇さんよりちょっと少ないくらいです。」と、できるだけ曖昧に答えていました。ポイントは、具体的な数を(できるだけ)言わないこと。

もし、どうしても数字で答えざるを得ない場合は、「2~3人位です」とこれまた曖昧に答える。で、「2~3人位って何?」とか、「前は3人って言ってなかった?」と突っ込まれたら「幼稚園の時の彼氏をカウントするかで変わるから」と、意味不明なことを至極真っ当そうに答えて濁す。間違っても、(大人になってから)付き合ったか付き合っていないかよくわからない曖昧な関係だった彼氏もどきがいるのでは?とは微塵も感じさせない様にしましょう。「恋愛には疎いから、ちゃんと告白してくれた人としか付き合えない」っていうのを暗に匂わせておくのって大事。その方が、相手も色々なことをはっきりと言葉に出して言ってくれます。

元彼はどんな人ですか?

はいこれ、私はいつもこう答えていました。

「学生時代のクラスメートです。」

これね、ハイスペ男性って、「元彼もハイスペ?もしやハイスペ狙い?」とか、もっと具体的だと「元彼も医者(弁護士・経営者)?もしや、医者(弁護士・経営者)狙い?」みたいに感じる人って、すごく多いのです(実際にハイスペ男子の友人に聞きまわったから、結構正確な情報です)。

かといって、じゃあ全く逆に「元彼は、イケメンバーテンダー」とか、「元彼は、売れないミュージシャン志望」みたいなのも、返事として歓迎されない訳で。

たぶん、どんな人だったと言っても、好印象になることは少ないので、無難に「それなら仕方ないよね」と思われやすい「学生時代のクラスメート」って答えていました。因みに、元彼のイメージは、できるだけ浮かびにくい方が良いので、「〇〇な人で~」の様に、性格や人となりについては一切話さないのが鉄板です。

「〇〇さんは、今まで付き合って来た人とか、どんな感じの人でしたか?どういうタイプの女性に魅かれますか?」と、いかに早く相手の話に切り替えるか、そして、「相手の元カノの話」ではなく「好きな女性のタイプの話」に持って行くかが、大事です(元カノの話とか、聞いても楽しくないですからね)。


何で別れたんですか?

これ・・・答えはいつも一つ!

「タイミングが合わなかったから」。

これ以外の理由ってありますか?「自分に他に好きな人ができた」だって、「相手に他に好きな人ができた」だって、「自分は結婚したかったのに、相手が結婚をしぶった」だって、「付き合うにはいいけど、結婚にはちょっと・・・って思った」だって、そう、全てはご縁とタイミングの問題です(ちょっと無理があるかもだけど)。

「タイミングが合わなかったから・・・かな?」と、切なそうな表情でつぶやきましょう。そうすることで、相手がどれくらい「デリカシーのない人なのか」がわかります笑。デリカシーがない、っていうのは、必ずしも悪いことだけではありません。メンタル強いってことだから。多少厳しいことを言っても大丈夫ってことだから。この厳しい現代社会で、デリケート過ぎる人は、結構生きにくいです。


医者(弁護士・経営者)狙いですか?

こ、これ・・・。言っちゃう人、結構いるんですよね。。
そんな時はどう答えるか・・・

もうね、全く意味の分からないことを言われてキョトンとしている感じで「そんなことないですよ?」って答えてました笑。でね、続けて・・・

「そういう女性って多いんですか?」

と、これまた超他人事みたいに、心配そうに話しかける笑。
そうすると、だいたい「結構多いですよ、そういう人って」とか、返って来るので、

「そうなんですね・・・大変ですね」って、これまた、そんな人がいるんですね、そんな人に狙われて可哀そう!大丈夫?心配・・・!みたいな、

『自分のこと棚に上げて、なに他人事みたいに言ってるの?なに、心配する側に回っちゃってるの?』と、ツッコミどころ満載な感じですが、『私は全然違うしそんなこと考えたこともないから、まさか自分もそういう一人だと疑われているとは全く気付いてすらいない』という感じで、心配して差し上げる。

で、やんわりと話題を変える。



最後に

さて、いかがだったでしょうか。ここでご紹介したのは、あくまでもNG質問への答え方の一例です。私も、毎回こう答えていた訳ではありません。相手によって、状況によって、答え方は変えていました。

これを見て、あなたはどう感じましたか?「あざといな、腹黒いな」と感じたでしょうか。それとも、「これくらいは普通では?」と感じたでしょうか。もし、この文章を読んで下さったあなたが、婚活中(又はこれから婚活をしようとしている人)だった場合、一つ知っておいて欲しいことがあります。

人は誰でも、コンプレックスを抱えています。周りから見たら、ハイスペで、イケメンor美女で、実家も裕福で、何もコンプレックスなどなさそうに見える人もいるかもしれません。それでも、人は誰でもコンプレックスを抱えています。そして、そのコンプレックスを、受け止め、許容し、愛してくれる人を渇望しています。

お見合いでよくあるNG質問は、往々にして人のコンプレックスと結び付いていることが多いです。

「今までに何人と付き合ってきたのですか?」と質問する人は、

交際経験が少ないことをコンプレックスに感じているのかもしれません。
または、交際経験が多いことをコンプレックスに感じているのかもしれません(1人と長く続かないと交際人数は増えやすいので、そういう意味で、人数が多いことをコンプレックスに感じる人もいます)。

過去に、交際経験がない(少ない・又は逆に多い)異性と交際して上手く行かなかったことにコンプレックスを感じているのかもしれません。

コンプレックスを持っている部分やその周辺の部分に対しては、人は往々にして過剰に警戒してしまうものです。誰しも、自分のコンプレックスを刺激されるのは怖いのです。お見合いのNG質問集、もちろん、初対面ではしない方が賢明です。でも、もし、あなたが「いいな」と感じていた異性が、NG質問をして来てしまったら、「心配しなくていいんだよ」と、「私はあなたのコンプレックスを刺激したりはしないよ」と、会話と態度で伝えることができたら、素敵だと思いませんか。

会話は技術です。もちろん、言語感覚のセンスというものはあります。でも、センスがなくても、練習である程度までは上達できるものです。当相談所では、会話の技術はいくらでもお伝えすることができます。あとはあなたが、「お相手のことをよく知る為に、頑張って会話力を身に着けたい」と思うかどうか。実際に行動できるかどうか。

今年もあと3ヵ月弱。
幸せな結婚の為に行動できる人を応援しています!

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